集中投資はリスクの塊
失敗を回顧しています。
入社して数年経った頃でしょうか。新興国に投資する投資信託が大流行りでした。
私はその頃、ミニ株投資が手数料高くて失敗だったことに気付き、新たな投資先はないだろうかと探していました。
よくあるセールストークに
・高い経済成長率
・高い利回り
惹かれて購入してしまいます。
販売手数料2%、信託報酬2%だったと記憶しています。
手数料の安さは本当に重要です。何回も言います。
その当時の自分の年収分くらい新興国投信を買いました。怖いものナシですよね(笑)
しばらくは、朝起きて証券口座を確認するたびに資産が物凄い勢いで増えていくので
「私って天才だわ。この調子で増えたら会社員の給料何てなくても大丈夫かも」と
本気で思っていました。愚かですよね…。
リーマンショックはやってきた
そして、リーマンショックに巻き込まれます。
「そのうち戻る」と思っていましたが
そんなことは全くありませんでした。
(含み益が出ている時に利益を確定させなかったことを後悔しています)
30%近くあった含み益もあっという間に含み損。
それでも「そのうち戻る」と信じて、買い増します。
それでも新興国投信の基準価額は奈落の底に落ちていきます。
含み損はマイナス50%にまで拡大しました。
まさにナンピン地獄でした。
その当時の資産の8割を新興国に投資するという愚かな行為です。
「卵はひとつの籠に盛るな」
「そのうち戻る」と言い残し、私は証券口座にログインしなくなりました。
そして、会社員に戻り労働者として残業の日々を送りました。
新興国は売りが始まるととことん売られます。資金の流出が物凄いスピードです。
このスピードを甘く見てはいけません。
リーマンショックにより、市場から退場処分となりました。「卵をひとつの籠に盛るな」まさにその通りです。今はリスクは多方面に分散させています。
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