書評

【多読・音読】Ruth Bader Ginsburg ~構造的なdiscriminationにあらためて気付く~

先日お亡くなりになったアメリカの連邦最高裁判事Ruth Bader Ginsberg氏。私は彼女の訃報をニュースで聞き、その名前を初めて知ることになりました。SNSでの反響の大きさに興味を持ち、どんな人物かを知りたくなりました。

ルース・ベイダー・ギンズバーグ氏のwikiはこちら


まず読んだのがこの児童書。多読の為に英語の児童書を読んでいるのですが、シンプルでわかりやすい。小難しい単語が使われることなく、英文のまますっと理解できます。私の英語のレベルにあっているのだと思います。

彼女の両親はユダヤ系移民でニューヨークブルックリンで生まれ育ちます。母の女子への自立への思い・教育の重要性を受け止めて法律家を目指します。しかし、当時のアメリカでは有名大学のロースクールは女性にとっては狭き門、就職先も女性だからという理由で、なかなか見つからず苦労したようです。その後の最高裁判事までの道も険しいものでした。

構造的な差別・・・。私も日本の会社で長く働いた経験があるので、それを実感していました。それを「しょうがないもの」「そういうもの」とどこか思考停止した部分があったのですが、あらためて「構造的な差別」が実在していた(今も実在している)と認識しました。

アメリカだからとか日本だからとかではなく…。

当時勤めていた会社は東証一部で今では「女性幹部社員比率〇%」「ダイバーシティ」等を対外アピールしてますが女性社員への昇格というものは一部のルートに乗った人だけに約束されていたようです。

私が当時の上司達に言われたのは…

「ごめんね。あなたは産休に入るから、今回は後輩を先に昇級させるね。」

「後輩は今期は残業を頑張っていたから、彼を先に昇級させた。」

産休前・復職後、時短で働く私にはどうにもしようがないものでした。こういう世界が存在していました。(おそらく今でも存在してると思われます。)

構造的な差別を悔しいと思いつつも社内で声を上げたり、言語化することも出来ず、もがいていたことをと思い出しました。彼女のことをもっと知りたくなり、アマゾンプライムビデオでも映画を2つ見ました。

・RBG最強の85歳

・ビリーブ未来への大逆転



 

彼女はとても穏やかで、決して怒りを表すことがなかったそうです。

「構造的な差別の存在自体に気付いていない人」を何も知らない幼稚園児ととらえて、話すことを心がけていたのだそうです。なるほど。

怒りはエネルギーを消耗する…、ときたま忘れそうになります。相手はこちらの言いたいことの、存在すら理解していないということを理解した上だから、怒ったりすることなく話せたのか、と納得しました。彼女のご存命の間に、もっといろいろなことを知りたかったなと思いました。ご冥福をお祈り致します。

 

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ミライ
現在はフリーで教育サービスの支援をしています。 大学卒業後、日系企業に勤務。 事業部門から経営戦略・財務部門を経て退職、二人の子供の母親です。 学びについて情報発信しています。 オンライン英会話で日々スピーキング訓練中!  TOEIC900点目標 (2019年4月 810点) 中小企業診断士登録済み #カランメソッド #オンライン英会話